ツチダのエンピツ

ペンは剣より強いので

断酒4年

お酒をやめて、丸4年が経過しました。

毎日のように飲酒し、毎週末飲み屋をはしご、あまつさえ平日に一人で飲み行くなどしていた過去が遠く夢のようです。

 

お酒をやめ続けていられるのは、環境が変わったことも大きいと思う。

まず、結婚したこと。寂しさや退屈を感じるとお酒でまぎらわしたくなります。

次に、夫の転勤で遠方に引っ越したこと。転居先で出会う人たちは、わたしがかつて酒飲みだったことを知らないので生来の下戸として扱ってくれる。お酒をやめた直後は、職場のお偉いさんにお酒をすすめられることがあり不快だったから、過去を知らない人たちとの飲み会というのはお酒をやめ続ける上でわるくなかった。(できるだけ参加も避けていたけど)

最後に、仲のよい友人たちが母親になったため、集まる場合は夜に飲みに行くのではなく、ランチに行くようになったこと。

 

わたしの場合、環境が大きく変わったのはお酒をやめてずいぶんと経ってからだから、お酒をやめ続ける助けにはなったと思う。お酒をやめた直後に環境が変わっていたら、どうだったかわからない。

環境を変えれば、お酒をやめるのはたやすいかもしれない。けれど、お酒を飲まないことに慣れるまでは自分の中の誘惑との戦いになる。自分の中に「飲みたい」「飲んじゃえ」という欲求と、「飲まない」「もうやめる」という考えが対立するのは混乱するし、苦しい。誘惑する人が外側にいる方が、誘惑との戦いには打ち勝ちやすくなるかもしれない。

 

環境を変えなくても、自分さえ変わればお酒をやめることはできる。