フェスに行くみたいな格好でいいの?
「ボルダリングって行ったことないんだけど、フェスに行くみたいな格好でいいの?」という会話をしている女の子たちが、フェス会場にいた。
フェスに初めて行く人に対して「動きやすい格好」という助言はよく聞くけれど、スポーツをするのにフェス行く格好が基準というのは斬新。
フェス会場には様々な服装の方がおります。
動きやすさ重視の格好の人が多いけれど、頭に花冠を載せてマキシ丈のスカートを履いている女の子もいる。
ミニスカートの女の子もいる。
着物の女の子もいた。
忍者もいた。
さて、今日はフェス歴一年を迎えたわたしのフェスでの服装について語らせてください。
思い返せば一年前。
フェス未経験だったわたしは、フェスは屋外だし、長時間だし、ライブに行くのとはちょっと違うのではと怯え、悩み、「何を装備すればいいのだ」とインターネットで検索しまくったものです。
参考までに、去年行ったフェスを挙げます。
・東京メトロポリタンロックフェスティバル(メトロック)
・SWEET LOVE SHOWER(ラブシャ)
CDJは屋内だし冬ですが、それ以外は日差しの強い季節。
いずれも同じ装備で臨みました。
服装
(1)フェスTシャツ、長袖Tシャツ
(2)マフラータオル
(3)ハーフパンツ、レギンス
(4)スニーカー(天候によっては長靴)
(5)帽子
(6)ショルダーバッグ
(1)フェスTシャツ、長袖Tシャツ
フェスに行くならやっぱりフェスTシャツ!現地で買いましょう。
事前にネットで通信販売をしている場合もあるけれど、現地で行列に並んでいると気分が高まってきます。
お祭り気分を盛り上げるのに最適。
わたしのおすすめは、長袖Tシャツを着た上からフェスTシャツを着ることです。
なぜなら、屋外のため素肌をさらしていると焼けます。5月開催のメトロックですら焼けます。
日焼け防止の面で、長袖Tシャツはとてもよいです。
また、昼間は暑いのに日が暮れると急に気温が下がります。山奥で行われるフェスはもちろん、メトロックも海風が冷たくて冷えます。
長袖Tシャツ、おすすめです。
転んでもケガしないで済むし。
え、転ばない?
素肌出していると、汗かいた他の人の腕と触れ合ってぬるっとするよ。ぬるっと。
(2)マフラータオル
持っていなければ、フェスTシャツと一緒に現地調達しましょう。
首に巻いておけば、首の日焼けを防ぐことができます。意外と焼けるんですよ、首。
ライブ中にタオルを回して盛り上がる曲もあるから、マフラータオルは必須です。
みんながタオル振り回している中、自分だけ手ぶらなの寂しくないですか。
もちろん、汗も拭ける。
(3)ハーフパンツ、レギンス
脚をあらわにしているお嬢さんたちは多いのですが、レギンスやスパッツを履いた上からハーフパンツやショートパンツを履くことをおすすめします。
日焼け防止になります。
転んでもケガしないで済むし。
虫さされも防げる。
ハーフパンツは、ウエストがゴムのものだとトイレに行った時に楽です。
なぜならフェス会場のトイレは仮設トイレで、中がとても狭く身動きがとりづらいからです。
そして、汚れても構わない服が基本です。
汚れてもいいやって服だったら、どこでも座れるから。
いちいちレジャーシートを敷くのは手間だし、敷いちゃだめって言われる場合もあります。
ジャンプして写真を撮っている人たちを見かけます。
楽しそうで結構なことですが、ミニスカートの女の子、ジャンプするとパンツ見えます。見えました。
ジャンプするにしろしないにしろ、スカートは避けた方がよいかと思います。
走り回れないし、踊れない。
え?踊らないの?
踊れないならゲスになってしまえよ!
(4)スニーカー(天候によっては長靴)
サンダルを履いている女の子を見ると心配で仕方ありません。日が暮れる前に足イターイとか言い出すんじゃないの?大丈夫なの?
長時間座れないこともあるし、立ってライブを観るならヒールのない靴です。
ステージ間の移動で結構歩くから、履き慣れたスニーカーがいいです。絶対。
白いスニーカーは、なるべく避けた方がよさそうです。雨でも晴れでも汚れます。
広い公園などで開催されるフェスは、地面が土です。
雨が降ると間違いなくぬかるみますので、お天気によっては長靴も用意。
雨が降ってもクロックスみたいなサンダルなら洗えば済むからいいでしょ?という人を見かけます。
泣きを見ます。
地面がアスファルトならクロックスでも乗り越えられるかもしれません。
短時間ならいいかもしれません。
雨の降ったフェス会場は、田んぼです。
サンダルは脱げます。
フェスは長時間です。
足が濡れると体温を奪われて体力が減少していきます。
足がぬるぬるした状態で快適に過ごせますか?
雨の降りそうなフェスには、ぜひ長靴を一足ご用意ください。
また、スニーカーの靴ひもは、ライブを観る前にきちんと締め直す。
ライブ中にほどけると危ないからね。
メトロック二日目では、一日目の落とし物として靴が並べられているのを見かけたのですが、脱げた人はどうやって帰ったのでしょう。
(5)帽子
キャップよりもハットがよいでしょう。
いろんな方向の日差しから守ってくれます。
登山グッズを売っているお店では、日差しだけではなく雨もしのげる優秀なものがあるので、そういうのが便利。
ゴアテックスとかいいんじゃないでしょうか。わたしの帽子はソニプラで買ったものですけど。
今はソニプラって言わないのか。プラザ。プラザで買いました。一応、防水。
近頃は、フェスグッズやバンドグッズでフード付きのタオルが販売されているので、日焼け対策だけならそれを利用するのもよい。
日が暮れて寒くなっても冷たい空気から身を守れそう。
雨には弱そうだけれど。
帽子は、麦わら帽子よりも、やわらかい素材で折り畳めるものがよいです。
わたしはライブが始まったら、帽子は脱いでカバンにしまいます。
かぶったままで帽子のツバが人様のお顔に当たって迷惑をかけてはいけないし、モッシュに揉まれて脱げた時にヒモで首がしまっちゃったり帽子がどこかへ飛んでいってしまったりしては困るなどの理由で脱ぎます。
え?モッシュに揉まれない?
そんな子は、花冠でもかぶってなさい!
(6)ショルダーバッグ
大きな荷物はクロークに預けて、最小限のものだけ小さなカバンに入れて持ち歩きましょう。
身軽な状態でフェスを楽しむのがよいのです。
大きな荷物を持って歩くことは、自分はよくても人口密度の高いところでライブを観る時に周りの人の迷惑になるので身軽にいこう。身軽に。
手に持っていたカバンが飛んでっちゃってあわててる女の子を見たことがあります。
リュックはまだしも、トートバッグなどは中身が飛び出る恐れもあるし危ないですね。
前方で観る時は。
服装についてはここまで。
お次は持ち物について。
持ち物
(1)チケット
(2)ジップロック
(3)ウェットティッシュ
(4)腕時計
(5)小さめのお財布
(6)日焼け止め
(7)水
(8)ゴミ袋(天候により)
(9)レインコート(天候により)
(10)生理用品(必要なら)
(1)チケット
これを忘れちゃ入れない。チケット、お財布、スマホさえ忘れなければあとはどうとでもなります。
(2)ジップロック
これは必須。
スマホやお財布は、ジップロックに入れてカバンに入れましょう。豪雨に見舞われても水没をまぬがれることができます。
万一スマホをトイレに落としても、ジップロックに入っていたなら何とか壊れずに済むでしょ。
トイレにスマホ落とす人、多いみたいです。スマホはポケットに入れないでカバンにしまっておきましょう。
去年のCDJではトイレにスマホ落としてスタッフを呼んでる人みたけど、救い出したスマホどうしたのかな。使えないと思うんだけど。
(3)ウェットティッシュ
なくてもいいけど、あると便利。手を洗える場所は限られているから。
ごはんを食べる前、食べた後、砂にまみれて顔が汚れたなあと思った時。ウェットティッシュの出番です。
(4)腕時計
時間を確認するのにいちいちスマホを出すのもわずらわしいので、あると便利な腕時計。
普段、腕時計をする習慣はないのですが、ライブやフェスの時は着けます。
人に当たってもケガをさせないようにシリコン製の時計を愛用しています。
わたしの使っているものは1000円ぐらいですが、類似品が100円ショップでも売っているとのこと。
時間のずれが半端ないですけど。どんどん遅れていく。
(5)小さめのお財布
いつもは長財布を使っているのですが、たくさんのカードはフェスには必要ないので、小銭入れだけ持ち歩きます。お札は折り畳んで小銭入れに入れたり、定期入れに入れて持ち歩いたりします。
(6)日焼け止め
これは必須。SPF50のものを使います。2時間おきぐらいに塗り直します。
曇りの日でも意外と焼けるので、日焼け止めは塗る。
スプレータイプのものは、人が密集している場所では使うのを避けた方がいい。使っている本人は気付いてないけど、風で流れて飛散してます。
(7)水
水分補給はしっかりと。
飲み物は会場でも売っていますが、やたら高いです。500ml二本は用意しておくと足りるんじゃないですかね。
一本は凍らして持って行ってもいいし。
わたしは重たいのが好きじゃないので、一本だけ持って行って足りなかったら買います。
お酒ばっかり飲んでも水分補給にはなりません。お酒もいいけどお水もね。
(8)ゴミ袋(天候により)
雨が降ったらカバンをゴミ袋に入れれば濡らさずに済みます。
雨上がり、地面に座りたい時も、レジャーシート代わりにゴミ袋を敷けば解決。
ラブシャの時は、かなり重宝した。
(9)レインコート(天候により)
雨がひどくなりそうなら、上下別れてるタイプのレインコートが一番よいです。
100円ショップのレインコートでも十分活躍してくれるようです。
フェス会場では傘をさすのは禁止なので、レインコートで凌ぐしかありません。
腕のところを輪ゴムで留める、またはリストバンドをしておくと、ライブ中に腕を上に掲げても雨が中に入ってこないと聞きました。雨降りのライブの際はお試しください。
寒い時に防寒対策として着るのもよいと思います。
(10)生理用品(必要なら)
これはもちろん女子限定ですけれど。
フェスをやるような場所は、近くにコンビニなどはありません。
心配な人は用意していきましょう。(濡れたら困るからジップロックに入れましょう)
最近気がついたのですが、救護所で売っているようです。
あると便利なものには、防水スプレー(帽子やカバンに塗布)、虫除けスプレーや虫さされ薬、絆創膏(靴擦れした時に)などがあります。
日焼け、暑さに気をつける。
雨に備えた装備を用意する。
人様に迷惑をかけない。
以上を心がけておけば、楽しく過ごせると思います。
以上、フェス歴一年の備忘録でした。