怒ってる人について考えてみた
怒っている人を見るのがきらいだ。
怒っている人を見るのが好きな人はいないとは思うけど。
他人が怒られていても、自分が怒られているような気分になる。
近所の、個人経営のスーパーではオーナーっぽい人とかベテランっぽい店員さんが、若い店員さんたちを怒っているところをよく見る。
だから、そのお店からは足が遠のいた。
仕事の場で感情的になる人を見るのは特にきらいだ。
注意すべき点があるなら、感情的にならずに冷静に伝えればいい。
「叱る」のは指導だけど「怒る」のは感情をぶつけているだけ。
きっと、自分に余裕がある時なら声を荒げないで伝えられるんじゃないかと思う。
その場で怒ったのは、その一つだけが取り立てて気に障ったのではなく、怒られる対象以外に感じていた苛々や鬱屈が積み重なって、たまたまその時に爆発してしまったということが多いんじゃないのかな。
「怒る」のは誰かのためと言いながら、所詮は自分の憂さ晴らし。
病気になった時や身体に傷を負った時、痛みを感じる。
痛みを感じなかったら休もうとはしないし、治療することもない。
痛みは悪いところを知らせてくれるサインだと誰かが言ってた。
ストレスや疲労が溜まった時、身体でいう痛みのように怒りが表れるんじゃないだろうか。
「いつもならこんなことで怒ったりしないのに」と悔いるのなら、きっとそういうことなんだと思う。
わたしの勤務先は、びっくりするほどおじさんばかりしかいなくて、
おじさんと言うよりはもはやおじいさんなんですよ。
還暦過ぎてるし。
ほとんどの人に孫がいるし。
今日だって社長に孫の写真を見せつけられたからね。
前は行きつけのバーのホステスのコスプレ写真を見せつけたそのスマホで、
前は愛人の写真を見せつけてきたそのスマホで、
今日は孫の写真を見せつけてきたからね。
話が逸れました。
還暦を数年過ぎて尚お盛んな社長の話はとりあえず忘れてください。
みなさん、これまでの職場で色々経験してるし、わたしのような薄給の末端の人間に甘い甘い。
今の会社に入って早八年。
コピーにお茶汲みOLさん。
簡単な仕事しかしていないし、取り返しのつかないような失敗をしたこともないとは思うのですが、怒られたことが一度もない。
顔面蒼白になるような失敗もしているのですけど、怒られることはなかった。
今度からこうしようねという注意を受ける程度で、誰も声を荒げたりしない。
みんな歳を重ねて丸くなったのだなあと思います。
わたしは滅多に怒ったりしないので、すぐに怒る人の気持ちがわからないけれど。
みんな怒ったりしないで、にこにこ笑って過ごせたらいいね。